【本・内容・感想】女の運命は髪で変わる/佐藤友美
信頼されたい、若く見せたい、大事にされたい、知的に見せたい、おしゃれなママになりたい、愛されたい
髪型を決めるとうまくいくという内容の本。
女性なら、誰もがそう思う欲求です。男性もそうなのかもしれません。この本を読んで思ったのは、男性も女性も、もちろんある程度の服装って必要なのですが、毎日違う服を、たくさん着て、おしゃれにお金をかけるよりも、髪型で決まるというのは本当だと思いました。
私達は、人を見るときに髪型と顔を見ます。服装はよほどヘンテコな格好や、ヨレヨレした汚い服装ではない限り、そこまで見ていないような気がします。
男性も女性も、顔をよく見たら実は不細工でも、髪型でかっこいい、かわいい風に見えるのは芸能人でも一般人でも多い気がする。当たり前のような常識に気付いた本でした。
- 髪はほぼ、顔
女の顔は前髪で決まる。
これは、納得です。前髪があるかないか、分け目はどうなのか、目元ギリギリか眉毛あたりでパッツンなのか、巻いているのか。前髪だけで確実に顔の雰囲気が決まってしまいます。
女性は、いつも髪型に悩むときに「前髪どうしようかな」と迷うはずです。前髪がなければ大人っぽくなりますし、前髪があればかわいい雰囲気になります。分け目がなければ幼く、分け目をつけると色気がでたり、前髪で顔が決まっても過言ではありません。
アレンジがきく髪型よりも、自分にとっての「当たり髪」がわかれば勝ち。ワンパターン上等でヘアレシピがあれば美人に。
- 髪はほぼ、人格
似合う髪型探しは止める。似合えばいいというわけではなく、本人が本当になりたい髪型をしたほうがいい。なりたい髪型のほうが大事。
ヘアカタログの「似合う髪の量、髪質、顔型」は無視してもいい。髪型は自分のなりたい姿を逆算して考えるとよい。例えば、ロングヘアの女性が「稼げる髪型」を求めて、ショートボブにすると仕事先で先方から信頼される、など。
漫画の登場人物の髪型は意外と参考になる。
確かにかわいい小悪魔系だとミディアムとか、ワンレンロングだとクールな女性。不思議ちゃんだとパーマでロングふわふわなど。
- 髪はほぼ、色気
自分の髪を大切に思えば思うほど、女は女らしくなっていきます。すると男は男になってくれる。
美しい髪はDNAがよく見える。
男性は、本能的に「いいDNAを持っていそう」な女性を好きになる。メイクは濃ければ濃いほど、生まれつきの顔がわからなくなり男性を不安にさせるが、髪は「身体の一部」だから、髪がきれいということは男性が「彼女のDNA」はいい「DNA」だ、となる。
とくに私が共感できたのは、彼色に染まってみる、という箇所。
女性は太陽だったのに、月になり、他の光によってしか輝けなくなってしまったという有名な平塚らいてうさんですが、女性は月のように形をかえてもいいのではないか、と書かれてありました。ただ好きになった男性の思うままに染まるのではなくて、彼の好みにあわせて「自分で選んで彼好みの姿に近づくようにメイクや髪型をかえる」というのは魅力的だと書かれています。
彼の好みに合わせるということは、今まで出会えなかった自分に出会えるチャンスです。自分をかえず、「ありのままの自分を彼に好きになってほしい」というのは、裏を返せば「自分はこれ以上変える気も、成長する気もありません」といっているようなものです。
と書かれてあり、私は共感しました。
- 髪はほぼ、年齢
見た目年齢は髪で決まる。アンチエイジング商品をあれもこれもと手をだすより、美容院にこまめに通って髪に投資するほうが若く見える。
シャンプーは髪でなく、頭皮を洗う。
ドライヤーは冷風と温風を使う。
- 髪はほぼ、生命力
こちらは割愛します。
今は産後で、なかなか美容院にいけないのですが、一つの信頼できる美容院にこまめに通って、なりたい自分になりたいと思いました^^
全体的に読みやすく、時々イラストも挿入されているので読みやすいかと思います。