【読了】親が子にこれだけはやってあげたいシンプル脳育術
むしろ、脳が日々飛躍的に成長する幼少期に早期教育すると、もったいないことがたくさん起こるそうです。
早期教育を、脳科学的にいうと、親がよかれと与えた早期教育が、将来の道を狭めてしまいます。
早期教育すると、授業が復習になるため一見よさそうですが、脳にとっては「退屈」と判断し、刺激がない経験によって脳も発達せず、脳にとっては経験不足の考えない脳になってしまうのだそうです。
年齢によって、脳の発育はめまぐるしくかわっていき、その年齢に応じた対応がよいとのこと。
また多くの場合、子供の才能をつぶしているのは親だということ。お手伝いができる、服をよごさない、優秀な会社員、優秀な奥様、という日本のよいとされている優等生になってほしいと、ある意味で規制をかけるのが親だからです。
たいてい、子供の才能は、子供が時間も忘れて夢中になることや、こだわっているもののなかに、才能がねむっていると考えられるそう。
親がしてあげられること、それはお金の限り、早期教育をしてあげることでもない。英語教材を買い与えたり、さまざまな経験をさせたくてあちこち子供が遊べる、学べる観光地に連れて行くことでもない、本人がいやがっているのに習い事に通わせるのでもない。
むしろ、やらない。ということだそうですが・・・
これが、親にとっては一番簡単そうにみえて難しい、子供への教育ではないのでしょうか。
親が守ることは5つだけ。
1.早寝
2.早起き
3.朝ごはん
4.読書
5.適度な運動
この5つだそうです。詳しくは本書にて読んでみてください。
私的には、以下の言葉が心に残りました。
発想力が乏しければ、恋愛の勝ち組になるのも難しい
うん、私はこれが一番大事だと思っています。
どんなにいい大学をでて、大手企業に就職や官僚等になったとしても、発想力が乏しく、恋愛ができない子供にはなってほしくないです。
ご家庭によって、教育方針は多様ですし、どれが悪くて正解などないから、難しく考えてしまうし、考えすらしない人もいるでしょうし。
色々な選択がありますね。
勉強などの早期教育ではなく、脳が活性化するためにはどうしたらいいか、というのがわかりやすい本だと思います。