好奇心いっぱい

日々興味があることを綴っています

【本・あらすじ・感想】昔の女性はできていた/三砂ちづる

昔の女性(現在でいえば、90歳代)は、月経血をコントロールして、トイレで血をだしていた

現在の女性は、紙ナプキンを当てて、いってみれば垂れ流しなので、興味を持ってこちらを読んでみました。

●この本で、私が印象に残ったこと、まとめ


・現在の文明社会では椅子に腰をかける生活、ベッドに仰向けに寝た状態での出産などが普及したこと、生活が便利になったので骨盤底筋力の低下が見られ、出産後の尿漏れ、生理痛が当たり前になってきた。

・昔は、綿を丸めたものを膣の入口に浅くつめていた。ただ、現在のようなタンポンではなく、歩くととれるような簡単なもの。

・綿花などをナプキンのようにして、そとから当てて使っていた

・昔は、お手洗いは尿や便の排泄だけでなく月経のために行く場所でもあった。お手洗いで「力んで出す」「月経血をためておいて出す」そうだ。

・月経中は「粗相」をしないよう、自分で気をつける=歩く時は大きく足を開かない。これはとっても女性らしいですよね。今の自分や世の中では考えられないですね。
そのうちおなかのあたりが気持ちが悪くなってくるので、そろそろ出そうだなと思ったら、股をしめて、手洗いにいって、たまっていたものを出していた。

・当時は着物で、下着もつけていなかったので、粗相をしないよう垂れ流しにならないよう注意して過ごしていた。

・今は海外でも、骨盤底筋の強化が課題になっている。産後の尿漏れが深刻だそうだ。指導の際には「膣で鉛筆を持っているつもりで、自分の名前を書いてみましょう」とか。

その他は、割愛します。気になる方はぜひ読んでみてください^^

●感想

性のこともわりと書かれてありました。私の子供が思春期になった時に、性教育とはどうなっているのかな、と単純な疑問と、どう接するべきか、悩むところですね。親が介入しないほうがいいのか、どうか。とか。
この本では、下町では明るく、あっけらかんと、からだや性のことが語られていました。と昔の方がおっしゃっています。
ひなまつりの日に性教育を教えてもらったりしていたようです。ひなまつりで定番の菱餅や蛤、白酒は男女のことを表しているのは知らなかったので、とっても興味深かったです。実際、ここが一番面白かったかもしれません(笑)
私は2回の出産後、長女が生後三ヶ月で母乳回数が減って二度ほど月経がきましたが、今は授乳回数が逆に増えてしまい、(添い乳をしているから)、月経は止まっているのですが、参考になりました。悪露の時に毎日紙ナプキンを当てるのが嫌で、布ナプキンを使ってみたいのですがこれが快適。しかもやっぱり布ナプキンの方が月経が早く終わる気がします。ナプキンのことはまたの機会に記事にできたらいいなと思います。骨盤底筋は、鍛えたほうがいいと思います。というのも、私も全然鍛えていなくて、1回目の出産は難産でしたし、なかなか骨盤が固くて開かない。吸引分娩になってしまいました。2回目の出産は難産にしたくなかったので、マタニティーヨガに通い、骨盤底筋強化に力を入れていたら、何とか?出産は比較的、安産でした。そろそろ産後ヨガもしていきたいな、とこの本を読んで、改めて身が引き締まりました。

昔がよかった、昔の生活スタイルに戻ろう、とまでは思わなくて、昔の知恵を現代で取り入れることができるのなら、恩恵にあずかって素直に取り入れたいと思いました^^


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村